2023/04/23
【番外編】「TAIPEI CYCLE Ride Together」 体験レポート
アジア最大の自転車展示会「TAIPEI CYCLE 2023」の関連イベント「TAIPEI CYCLE Ride Together」に参加した様子をお届けします。
「TAIPEI CYCLE Ride Together」は海外バイヤーやメディア向けに開催されたライドイベント。サイクリングしながら台湾の風景や食べ物を楽しんでもらうという新企画。
オーストラリア出身の元プロロードレーサー、サイモン・ジェランス(Simon Gerrans)をゲストに招き一緒に走ることができる。約30名の海外バイヤーやメディア関係者と一緒に、けんたさんとツッチーも参加させてもらった。
サイモン・ジェランス(黄色のジャージ)と一緒に写真を撮る参加者ライダー。
初めての台湾ライド、動画撮影も気合が入ります。
この日の行程は約24km。「TAIPEI CYCLE 2023」の開催会場である「台北南港展覽館」をスタートして台北市の東側の山中にある観光スポット「平渓老街」を目指す。ルート上には2つの峠を越える山岳ライド(獲得約700m)。
スタート前に記念撮影。
平日の朝7時は通勤の車とバイクで交通量多め。サポートライダーとサポートカーの安全な誘導により市街地を走り抜ける。
市街地を抜けると交通量は一気に減少。台北市と新北市の市境を通る大杭渓沿いのレトロな街並みの雰囲気が漂うエリアを走る。
さらに市境を走って永定渓沿いから1つ目のヒルクライム開始。山道に入ると周囲は木々に囲まれ、日本では聞きなれない鳥の鳴き声も聞こえてくる。時折霧雨もあり、湿度は非常に高い。
獲得標高は400m程度、所々に10%以上の勾配があるがE-BIKEのライダーは涼しい顔で登っていく。
坂の途中で休憩。
台湾のお菓子やどら焼きなどでエネルギー補充。
晴れていればこの休憩スポットから台北のランドマークタワー「Taipei101」が望める。
が、、本日はあいにくの曇り空のため真っ白。
峠を越えるころには雨も止み、徐々に気温もあがってきた。濡れた路面に気を付けながら約5kmの坂を下る。
景色がいい場所でペダルを止め、参加者同士で会話を楽しむ。
平溪線の終点の「菁桐駅」。1929年に建てられ、70年以上の歴史を持つ日本式木造瓦屋根の駅舎。
「菁桐」はもともと炭鉱の町だったが今は観光地としてお土産屋さんや食べ物屋さんが並ぶ。
日本統治時代の炭鉱開発のために線路が敷かれたことから始まった平渓線沿線。
そう聞くと異国情緒ありながらもどこか昔の日本の風景の面影が残っているような。
「菁桐駅」から線路沿いを再び下り10分ほどで隣駅の「平渓老駅」へ。
目的地の「平溪老街」に到着。ここも昔、炭鉱で栄えた街の1つ。週末は多くの観光客でにぎわう人気スポットになっている。昔ながらの面影を残す建築が立ち並び、ノスタルジックな雰囲気が漂う。
自転車から降りて歩いて街を散策。
この地域の名物「タロイモ団子」をいただく。
タロイモの団子とサツマイモの団子に煮たあずきをかけた暖かい食べ物で、その味はまさに日本のお汁粉(おしるこ)。ちなみにかき氷を添えた冷たいバージョンもある。
店内もどこか昔なつかしい雰囲気。ライドの感想で盛り上がる参加者一行。
最後に街中の平渓橋で記念撮影。
帰りはサポートカーに自転車を載せて車で台北市内に戻りライドは終了。
今回はじめて走った台湾(台北エリア)は異国なのにどことなく懐かしい雰囲気がとても印象的でした。今回は24kmと短めだったので、改めて台湾を再訪し、風景や食べ物をDicover(発見)したいと思います。謝謝!