東京から岐阜県・高山までは、新幹線と特急を乗り継いで約4時間。初日は「せせらぎ街道」を南下し、70km離れた郡上八幡を目指します。

けんたさん・旅のしおり

6:40 東京駅から東海道新幹線で出発
8:40 名古屋駅で特急「ひだ」に乗り換え
11:00 高山駅到着・自転車組みたて
11:30 ライド開始
12:00 「寿々や」でランチ
13:45 「喫茶・ラズリー」でコーヒー休憩
16:00 道の駅「明宝」で休憩
17:30 郡上八幡でゴール

DAY 1 終了!

古い町並みと静かな河沿い
気持ちよくライド!

高山駅到着

東京から東海道新幹線で名古屋まで移動。名古屋から特急「ひだ」に乗り換え、乗車時間は合計で約4時間。
ディスカバーライド初の岐阜県・高山に到着。

到着したのはお昼前、早速ライドにとりかかるため手際よく自転車組み立て。
今回は1泊2日の旅なので、装備はコンパクト。

高山駅を出発!

準備を整えJR高山駅前からスタート。この日(6月中旬)は最高気温29度、夕方以降は雨の予報が出ていた。
降られる前にゴールの郡上八幡を目指す。

クラシックな街並みを散策

飛騨の小京都

けんたさんは初めての高山。「飛騨の小京都」と呼ばれる一之町、二之町、三之町を散策。
平日にもかかわらず、多くの外国人観光客で賑わっていた。

ライド前の腹ごしらえ

寿々や

お昼は高山名物の飛騨牛を食べられるお店「寿々や」へ。
おすすめの「朴葉味噌ステーキ」は一口サイズにカットした飛騨牛を味噌を朴葉(ほおば)の上で焼きながらいただく。
脂身が少ないお肉はそのままでも美味しいが、味噌との相性もばっちり
当然ながらご飯が進む。

地図で場所を確認

チャージ完了してライド再開。高山市内から国道156号にのり、せせらぎ街道(県道73号)を目指す。約5kmで分岐に到着。

カナディアンハウスの喫茶店で休憩

ラズリー

せせらぎ街道をに入って走ること約30分。上り坂がきつくなる前に一回、コーヒー休憩を入れる。
街道沿いにある喫茶店「ラズリー」は建物が一風変わっている。
屋根と壁面が一体になっていて、看板をみると「カナディアンハウス」と書いてある。
後から調べたところによると、この屋根と壁が一体になった形をカナディアンシーザー様式というらしく、樹齢何百年の杉の老木でつくられるのが本式で、風や雪に強く断熱に優れた構造なのだそうだ。
店内からは街道沿い流れる川上川(かわかみがわ)を眺められる。

地図で場所を確認

コーヒー休憩を終えて再びせせらぎ街道へ。名前の通り常に川のせせらぎが聞こえてくる川沿いの道は、上り坂が約30km程続くものの、傾斜は2〜3%と緩やか。
平日で交通量も少なく快適!

西ウレ峠

高山駅をスタートして約30km、西ウレ峠に到着。
峠直前の1kmぐらいは斜度7%〜10%と一瞬きつくなるが、全体的には初心者でも上りきれる。
ここからは後半。郡上八幡まで下り坂がひたすら続く。

道の駅で休憩

道の駅明宝

西ウレ峠から約30km下り、せせらぎ街道沿いにある「道の駅明宝(めいほう)」に到着。サイクルラックや空気入れが完備されたサイクルフレンドリーな道の駅。

道の駅では、地元の名産を販売するお土産店やご当地グルメが楽しめる。
まず向かったのは、ツッチー一押しの「みたらし団子(1本90円)」。

甘めの醤油ダレがたっぷり塗られたみたらし団子は岐阜県・南部エリアの名物。
表面がパリッとしていて、中身はモチモチ。けんたさんも大絶賛でおもわずお代わり。

せっかくなので、郡上で30年以上ハムを作り続けてきた老舗の「明宝ハム」直売所にも立ち寄る。ここでは、ハムの販売以外にもハムを使用したコロッケやフランクフルトなど、小腹を満たすのにちょうどいいフードを販売している。

名物のハムを串揚げにした「明宝フライ」を注文。ハムといえど意外と歯ごたえがあって、牛串のような食感。
ビールが恋しくなるがちょっと我慢して再出発。

道の駅明宝から約14km走って、本日のゴール郡上八幡に到着。
写真中央、明かりが灯る一軒家の「じょうか渓房(けいぼう)」が見えた。
郡上八幡の真ん中を流れる吉田川沿いの古民家を改装したお宿だ。

しっとり静かな宿のたたずまいに思わずワクワク

じょうか渓房

本日の宿、一棟貸切の「町家ステイ」。管理人もおらず、オートロック・オートチェックイン。隠れ家的な外観からすでにテンションのあがるけんたさん。

木造平屋の建物は2人で宿泊するには十分すぎる広さ。
和室3部屋に、ミニキッチン、バス、トイレ完備。
自転車は玄関に置かせてもらうことができるので安心。

この宿の醍醐味は、なんといっても部屋から臨む郡上八幡の町並み。
眼下を流れる吉田川の透き通った水は、眺めているだけで心が落ち着く。

人気点の下町バルで夕食

炭火焼き玄麟(げんりん)

宿から5分ほどのお店に夕食を食べに向かう。
お刺身・焼き鳥をはじめメニューが豊富な「炭火焼き玄麟(げんりん)」は、地元の常連や外国人で賑わう人気店。

乾杯に選んだのは郡上八幡のクラフトビール「こぼこぼ」のペールエール。
けんたさんがプロデュースするZucky!のステムキャップはビール瓶の王冠がはめられるようになっている。そんなこともあって、旅先では地元のクラフト瓶ビール(の王冠を集める)と決めているそうな。
オーダーしたビールはペールエールらしくグラスからは豊かな香りがたち、スッキリとした味わい。
ライド後のビールの味は格別!本日のルートを振り返りながら夜は更けていった。

悪い予感的中…!

ディスカバーライド初の途中棄権

天気予報があたり、2日目は、朝から大雨。
昼頃まで天気予報と睨めっこするものの、警報級の大雨になるとわかり、旅を進めることはあきらめ電車輪行に変更。
電子機器を雨から守りつつ、最寄りの郡上八幡駅まで気を付けて自走。

旅のゴール「郡上八幡駅」に到着

宿から約1.5km、はからずも今回の旅のゴールとなった郡上八幡駅に到着。 ここから長良川鉄道で輪行し、JR美濃太田駅へ。 輪行袋に自転車をしまい、手早く身支度を整える。
今回残念ながら利用できなかったものの、長良川鉄道では、毎朝限定1本、自転車をそのまま電車に持ち込めるサイクリング列車が運行しているのだそう。

長良川鉄道サイクリング列車

「無理をしない」のもディスカバーライドのモットーの1つ。
駅のホームで雨音を聞きながらのんびり列車を待つのも、なかなかオツな感じ。

長良川鉄道に自転車を載せて、美濃太田駅へ。さらにJR高山線に乗り換え、名古屋に向かい、東海道新幹線で東京に戻ったけんたさんとツッチー。
2日目は”ほぼ電車ライド”となったが、気軽に行程を変更することができたのは輪行袋を携帯していたからこそ。
「てっちゃん」なツッチーは、地元の電車を乗り継ぐことができて、これはこれで嬉しいハプニングだった。
ふいな天候の変化や体調にあわせつつ、その時を存分に満喫できれば、雨だろうと楽しい旅は続けられると実感できた旅となったのでした。

今回立ち寄った場所

寿々や

ラズリー

みたらし五平餅の咲(道の駅明宝)

めいほうミート(道の駅明宝)

炭火焼き玄麟

今回宿泊したおやど

じょうが渓房

ライドコースを見る

ROUTE

「岐阜・長良川1泊2日の旅」のルートについて

東京から岐阜県・高山までは、新幹線と特急を乗り継いで約4時間。初日は「せせらぎ街道」を南下し、70km離れた郡上八幡を目指します。 地元民(ツッチー)が練ったライドプランは、スタートから約30kmをゆるやかに登り、濃尾平野に入ったら岐阜市までずっと下り基調の楽々旅(となるはずだったのですが…)