伊豆半島ライドの新しいアプローチとして、今回は、静岡県清水市にある清水港から駿河湾フェリーを利用して伊豆半島の土肥港に上陸。土肥港からスタートし駿河湾一周(通称するいち)のルートを1日で巡るライド。スタート直後からの峠越えから始まり、川沿い、海沿いとレパートリー豊かなルートとなりました。

けんたさん・旅のしおり

7:45 清水港出発
9:00 土肥港到着
9:15 ライドスタート
10:30 土肥峠
11:00 Bakery&Table 東府や 足湯カフェ
13:15 ランチ(ボルカノ)
14:15 沼津深海プリン工房
16:45 トライアルパーク
17:30 薩埵峠(さったとうげ)
18:00 清水港でゴール

全日程 終了!

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旅の始まりは清水港

駿河湾フェリー 清水港乗り場

今回、駿河湾一周(通称:するいち)のルートを走るため、スタート地点に選んだのは清水港。駿河湾フェリーで駿河湾を横断して伊豆半島の土肥港を目指す。フェリーの横には乗船待ちの自動車がずらりと並んでいた。

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いざフェリーに乗船

フェリーには自転車を組み立てたまま乗船が可能(500円/台)。各便先着8~16台の制限があるため事前に予約をしておくと安心だ。ちなみに輪行袋に入れることで船内への持ち込みが無料になる。
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自転車もしっかり固定

係員さんの手慣れた作業に安心

手押しで船内車両甲板に自転車を押して進み、係員さんに自転車を預ければ終了。フレームに傷がつかないよう毛布などで丁寧に固定してくれるので安心だ。

フェリー出航!

清水港を出航していざ伊豆半島へ

清水港7:45分発の第一便で伊豆半島の土肥港を目指す!約75分の船旅の始まり。
フェリーのデッキにはAKB48のメンバーの乗船コメントと富士山が描かれていた。

駿河湾フェリーの航路は県道

県道223号

フェリーのデッキの端に県道223(ふじさん)号の標識が設置されている。実は駿河湾フェリーの航路(清水港土肥線)は約30kmの県道として認定されている。国内には海上区間を含む県道が他にもあるが、この県道223号は日本最長。標識の背後には雄大な富士山を眺めることができるのだが、今回は残念ながら雲がかかっていて拝めなかった。

オリジナルスイーツで
エネルギー補給

223(ふじさん)ばうむ

朝食を食べていなかったけんたさんとツッチー。船内にあるフェリーズカフェで、バウムクーヘン(223ばうむ)を購入。バウムクーヘンは静岡の銘菓「ヤタロー」とのコラボ商品。甘さ控えめなので2人でホールごと完食。

オリジナルジェラートで
サッパリ気分

駿河湾ジェラートNo223

この日は波が強く船が揺れたので若干船酔いぎみのけんたさん。気分をサッパリしたいということで、駿河湾フェリーオリジナルのジェラートも注文。こちらの商品も静岡で抹茶ジェラートで有名な「ななや」とのコラボレーション。駿河湾の深い青をイメージした青色のジェラート。味は塩ミルク味。こちらも甘さ控えめでおいしくいただいた。

特別体験!
フェリー操舵室を見学

船長への質問タイム

今回、特別にフェリーの操舵室を見学させてもらえることになったけんたさん。緊張気味に操舵室に入り船長への質問タイム。初めて入る操舵室で見るもの全てが新鮮だ。機材について質問しているとあっという間にタイムアップ。

伊豆半島のフェリーで初上陸

駿河湾フェリー 土肥港乗り場

気づけばあっという間に駿河湾を横断して伊豆半島の土肥港に到着。自転車とともに下船して駿河湾フェリーと記念撮影。すっかり旅も後半という気分になっていたけんたさんとツッチーだが、この時点での走行距離は0m。このあと日暮れまでに110kmを走らなければならないことを思い出した。

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今度こそライドスタート

国道136号

土肥港を出発したけんたさんとツッチーを待ち構えていたのは容赦ない登坂。若干船酔い気味の2人はスタート直後から黙々と海抜0mから一気に560mを登ることに。

車通りの少ない旧道を走る

旧国道136号

峠を登り始めて約4km。トンネルの手前で旧国道136号線との分岐点に到着。交通量の多い国道だったので、自動車のストレスが軽減される旧道(約10km)はとてもありがたい。

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突如あらわれた深い霧

旧国道136号

旧道を走り、標高が高くなるにつれて周囲に霧が立ち込めてきた。セミの鳴き声も聞こえなくなり、不思議な世界に迷い込んでしまったような感覚。ちなみに峠道ですれ違った自動車はゼロ。

暑さを忘れる峠道

土肥峠

霧に覆われて気温が下がったこともあり、さほど体力を消耗しないで土肥峠に到着。土肥港では気温が34℃あったが気づけば24℃まで下がっており若干肌寒むく感じるほど。土肥峠の看板も霧にまぎれて薄っすらしか見えない。この後は、約7km続く下りのボーナスタイム!

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この日初めてのエイドステーション

Bakery&Table 東府や 足湯カフェ

走りはじめて約20km。伊豆半島最古の吉奈温泉にある「Bakery&Table 東府や 足湯カフェ」で足休め。山々に囲まれた敷地内の隠れ家的なソファー席で優雅なドリンク休憩。

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追い風を受けてスピードアップ

狩野川

伊豆半島を南北に流れる狩野川沿いを北上して沼津駅を目指す。狩野川沿いにはサイクリングロードが25km程続いており快適に走ることができた。ありがたいことに追い風の恩恵を受けてスピードアップ&体力温存!

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沼津の新しいグルメを発見

ボルカノ

沼津といえば海鮮をセレクトしそうなところだが、あんかけパスタ好きのツッチーの強引な誘いで、沼津駅近くにある老舗パスタ店「ボルカノ」であんかけパスタを食べることに。店内は地元のお客さんで大繁盛。おすすめはレバーのトッピング!

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デザートは沼津港で話題のプリン

沼津深海プリン工房

ランチ「ボルカノ」から約2km離れた沼津港に移動して食後のデザート。沼津港に来たらマストバイの「沼津深海プリン」と夏限定の「ビー玉ソーダ」も購入。どちらも駿河湾の深海を鮮やかなブルーで表現していて、見た目も涼しげ。

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強烈な海風でスピードダウン

片浜海岸

沼津港をあとにして片浜海岸の堤防沿いを走っていると、駿河湾から吹き付ける強烈な横風に行く手を遮られる。直進するのが難しいほどの海風だったため、堤防沿いルートは諦めて県道380号線沿いを走行。強烈な海風で時間と(特に)体力を大幅にロスしてしまったけんたさんとツッチー。

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【みんなのオススメ
炭酸ドリンクでパワー回復

トライアルパーク蒲原

想像以上に強風で体力を削られた2人。ヘロヘロになりながら最後の休憩ポイント「トライアルパーク」に到着。2022年6月にオープンした施設で、民間企業が新しい事業をトライアル(お試し)するための実験施設だ。広々とした芝生に設置されたテントの中で、炭酸ジュースでエネルギー補給。ゴールの清水港まで残り20km。

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国道1号を避けて
最後のひと踏ん張り

薩埵峠(さったとうげ)

交通量の多い国道1号線を避けるため、旧東海道の難所と言われた薩埵峠を通ることに。突如現れる激坂はまさに壁。思わずけんたさんとツッチーも笑ってしまうほど。しかし坂道の途中からの眺めは駿河湾全体が見渡せる絶景スポットだった。今回のルートで一番の絶景ポイントに認定!

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するいち達成!

清水港

駿河湾フェリーの船旅から始まり、土肥峠、狩野川、海岸線、旧東海道と、バラエティーに富んだ110km。フェリーに乗船したのは昨日では? というくらい濃厚なライドに大満足のけんたさん。フェリーをルートに取り入れることで、今までとは違う伊豆半島の楽しみ方を見つけることができた。

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今回立ち寄った場所

清水港駿河湾フェリー 清水港乗り場

土肥港

土肥峠

Bakery&Table 東府や 足湯カフェ

ボルカノ

沼津深海プリン工房

トライアルパーク蒲原

薩埵峠

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ROUTE

ルートについて

清水港からフェリーで伊豆半島西側の土肥港へフェリー移動。その後、土肥峠を越え狩野川沿いを北上し沼津経由で清水港へ戻ってくる駿河湾1周を半時計まわりに走るルート。

走行距離:140km(内30kmはフェリー移動)
獲得標高:1100m
移動時間:7時間(内1時間はフェリー移動)

天気:晴れ
気温:最高 34℃ 最低 17℃