伊豆の国市の中心、「伊豆長岡」を拠点に、中伊豆エリアをE-BIKEで1泊2日の小旅行。1日目は海を目指して西を走るライド。2日目は南北に走る狩野川沿いをライド。
レンタルのE-BIKEでらくらく旅、と思いきや…!

けんたさん・旅のしおり

11:00 「MERIDA X BASE」到着 自転車レンタル
12:00 準備を整えて出発
12:40 おすすめスポット(バス停:長井崎小中一貫学校入口)にて富士山を眺める
13:00 ランチ休憩「やま弥」で鯛丼(みかんご飯)
14:50 戸田峠到着
15:20 西伊豆スカイライン「達磨山北口登山口」に到着
16:10 コーヒー休憩「だるま山高原展望台」
17:00 ホテル到着「コナステイ伊豆長岡」

DAY1 終了!


9:30 「コナステイ伊豆長岡」出発
10:00 おすすめスポット「The Crank」でコーヒー休憩
11:00 浮橋(うきはし)激斜面
11:45 「伊豆ベロドローム」到着
12:30 「韮山反射炉」到着
12:45 ランチ休憩「反射炉ビヤレストランほむら」
14:30 コーヒー休憩「伊豆ゲートウェイ函南」
15:45 「MERIDA X BASE」到着 レンタル自転車返却

DAY2 終了!

【みんなのオススメ
みんなの口コミを参考にしたよ!

1日目スタート:MERIDA X BASE 到着&出発!

手ぶらでらくらくE-BIKEライド

旅のスタート地点は、最新のバイクが巨大な屋内施設にずらっと展示されているあるメリダの展示場「MERIDA X BASE」。
今回腰痛のけんたさんと坂に弱い山王つっちーはここでE-BIKE(電動ロードバイク)をレンタル。地元ライダーからみかん畑を走れるよいコースがあるとおすすめされたのだが、みかん畑は往々にして山の中腹に作られるので、必然坂ありコースを走ることになるからだ。
けんたさんが借りたのは最新モデル「ROADREX i 6180 」。バッテリー駆動モードがエコ・ノーマル・ハイパワーの3段階で充電1回の走行距離が変わってくる(エコは105km。ノーマルは85km、ハイが70km)。ラフな格好でのE-BIKEロングライドは初めて。

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【みんなのオススメ 「長井崎小中一貫学校入口」バス停からの景色

日本最深の湾と日本最高峰を同時に臨む

日本一深い駿河湾を前に、海抜0メートルから富士山を見上げられる眺めのよいスポット。ここまで平坦基調なので自転車初心者でも立ち寄りできる。あいにく山頂は雲がかかって隠れていたけど富士山の裾野まで広く見渡せて気持ちがいい!

「やま弥」でランチ

地元の食材を使ったユニークなメニュー

お昼は創作料理が評判の「やま弥」。店の向かいの港で揚がった鯛を直接仕入て作る「鯛丼」を、丼のご飯は名物の「みかんご飯(9月~3月期間限定)」に変更したオーダー。
食べる前まで想像がつかなかったこのごはん、西浦産の極早生みかんの果汁と細かく刻んだ皮が炊き込まれ、名前の通りオレンジ色!ほのかなみかんの香りと素朴な甘味は魚介にも合う!

みかん畑を楽しみながら西伊豆スカイラインへ

E-BIKEの底力でかなり快適な登り坂

ランチを終えたら、絶景で有名な西伊豆スカイラインに向かってライド再開。海を背に山道を登りはじめると、いきなりの激坂(斜度10%超え)がお出迎え!ここでいよいよE-BIKEの本領発揮。特に実感するのは坂の途中の一時停車の後、漕ぎだす時のモーターアシスト。体重をかけなくてもスッと動き出す超快適さ。標高が高くなるにつれ、後ろを振り返ると海が見渡せるようになってくる。立ち止まったり写真を撮ったりしながらも楽に坂を登っていける。
まだ青いみかん畑はこれから色づく季節が楽しみだ。

【みんなのオススメ 戸田峠(へだとうげ)に到着

ついに到着、西伊豆スカイラインへの合流

激坂を登りはじめて約1時間。車とすれ違うこともほとんどなく、西伊豆スカイラインの合流地点、「戸田峠」に到着。E-BIKEのおかげで、じんわりと背中に汗をかく程度で上ってこれた。E-BIKEでなかったら倍の時間はかかってたのではないかと思うぐらいの登り坂。腰に不安があったけんたさんもこれなら快適にライドが続けられそうとホッと安堵。

通称「アクサダイレクトコーナー」へ

西伊豆スカイラインの頂上付近は見晴らし抜群!

戸田峠から、西伊豆スカイラインをさらに登ること20分、「アクサダイレクトコーナー」に到着。ここは山頂付近のカーブが連続するワインディングロードで、駿河湾と富士山が眺められる人気のスポット。昔、自動車保険CMの撮影場所として使われたためこの通称で呼ばれている。
一角にある「達磨山登山道北口」から登山道を少し登ると、さらに高い位置から景色を眺めることができる。

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だるま山高原展望台で休憩

長い下り坂の前に休憩&準備

アクサダイレクトコーナーを後にし、来た道を下る。途中にある「だるま山高原展望台」で休憩。敷地内にある「だるま山高原レストランハウス」は休業だっため自動販売機でコーヒー休憩。この後は下り坂が続くので、体が冷えないように準備するのはここで行うと良いようだ。

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【みんなのオススメ 城山(じょうやま)

夕日が映える険しい岩肌

いよいよ本日のライド終盤。宿へ向かって走行する途中、伊豆の国のシンボルともいえる城山(標高342m)に陽があたり、ドラマチックで思わず自転車を止める。おすすめスポット情報によると、切り立った岩壁にロッククライミングをする人の姿を見ることもあるのだそう。

サイクリストフレンドリーなリノベーションホテルに到着!

コナステイ伊豆長岡

和の雰囲気のスタイリッシュなホテルは「古奈温泉」の旅館をリノベーションしたのだそう。かなりサイクリストに手厚いホテルで、部屋まで自転車を持ち込める他、レンタルバイクや、おしゃれなサイクルアイテムも販売している。なんと車種によってはMERIDA X BASEのE-BIKEの充電器も貸し出ししていて、部屋で充電もできる。床の間に自転車を置いて、天然温泉で今日のライドの疲れを洗い流す。

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焚火を眺めながら地ビールで乾杯

ホテルの中庭では自販機で沢山の種類の地ビールが売られている。中央に設置された焚火台を囲んで今日のライドを振り返る一献も楽しい。

【みんなのオススメ 夕食は地元人気居酒屋で鳥づくし

コナステイから徒歩2分の人気の焼き鳥居酒屋へ。焼き鳥屋なのに、外観には大きな「らーめん」の暖簾(カーテン?)。塩でいただく焼き鳥はビールに合うのは言わずもがな、口コミおすすめ「鳥がらスープの塩ラーメン」は出汁がしっかり後味さっぱり、焼き鳥に引けを取らない存在感。

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コナステイ出発!

ここで恒例?のアクシデント

E-BIKEのおかげで、体力もフルマックスに回復…のはずが、肝心のE-BIKEの充電を忘れ、すでに電池残量ゲージがのこり40%。今日も上り坂を予定しているが、途中で電池が切れたら地獄なんじゃ…?バッテリー切れと隣り合わせのチキンレースな2日目ライドの幕開け!

狩野川(かのがわ)沿いを走る

昨日とうって変わってのんびりライド開始

ライド2日目も快晴。伊豆の国市の真ん中を走る狩野川を南下し、まずは修善寺駅を目指す。土手は自転車・歩行者専用となっていて気持ちよく走れる。

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【みんなのオススメ 「The Crank」で一息

100年前の自転車が飾られたオシャレカフェ

スタートして8km程でおすすめスポットのカフェで休憩。自転車好きのオーナーが作った「The Crank」カフェ、自転車に乗ったままが店内に入らず購入できるカウンターがあったり、100年前の自転車(ちゃんと走行するのだとか!)が飾られていたり、こだわり満載。
けんたさんがオーダーした濃い緑色のスムージー「グリーングリン」はキウイやリンゴが入ったおすすめNo1メニュー。凍ったレモン添えられてさっぱりした甘さは前日の飲み過ぎ解消にぴったり!

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超エコモードでサイクルスポーツセンターを目指す

自転車競技の聖地に巡礼

ここから街中を外れ上り坂へ。電池の残量を横目でみつつ、自力でいくか、エコモードで間に合わせられるか、ひやひやしながら走行。とはいえ車の往来もなく路面がきれいで走りやすい道だ。
40分ほどして、東京オリンピックの自転車競技(トラック・レース)の会場だった日本サイクルスポーツセンターの伊豆ベロドロームに到着。国内唯一の「屋内250m木製トラック」を有する最高峰の自転車専用施設。この日は改装工事中で外観を拝んで先を進む。

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浮橋(うきはし)激斜面

ついにキタ!2日目最大の難関激坂

ベロドロームを超えた先はこの旅最大の難所、なんと最大斜度15%(ストラバ表示上。ただし実際は20%を超えていた箇所もあったように感じる)の激坂。かろうじて残った貴重な電池を使ってエコモードで乗り越えるけんたさん。一方電池長者のつっちーは豪勢なハイパワーモードで楽々その横を走り抜き、振り向きざまに撮影するなど余裕を見せびらかす。

韮山反射炉

砲台を作っていた歴史的建造物

何とか激坂を登りきり、下った先に辿り着いた韮山反射炉。「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されている。もともとは鋳造して大砲を作るための施設で、海から攻めこむ外国艦への備えとして、ペリー黒船艦隊来航の地、海沿いの下田にあった。しかし軍事施設が海から見えることが後から問題視され、山中の土地に移設。ここで作られた砲台は東京のお台場にも据えられたのだとか。

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「反射炉ビヤレストランほむら」でランチ

鶏もも一本丸ごと炭火焼き!迫力満点の名物「ほむら焼き」

韮山反射炉に隣接したビヤレストランで昼ご飯。自社醸造のクラフトビールが自慢のお店だが、ライド中のため我慢…。1日限定10食の「反射炉カレー」とサーロインステーキをオーダー。 反射炉を型どり高く盛られたライスに、鶏もも肉の炭火焼きが丸ごと一本乗っていて迫力満点。野菜が溶け込んだカレーをかけていただくとほのかに甘くて後からスパイスが効いてくる。

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待ってました、フラットコース!

稲穂が色づく直線コース

かなりボリュームのあるランチを平らげ、腹ごなしのライド再開。函南町のあたりは、田畑が広がり、久しぶりのフラットなコース。平地に特別な安心を感じつつ、秋の景色をまっすぐ走るのは気持ちがいい。平地でのE-BIKEは時速20km程度まででアシストが解除されるようで、必然、のんびりポタリング風ライドになった。

コーヒー休憩「伊豆ゲートウェイ函南」

最後のひと踏ん張りをチャージ

いよいよE-BIKEの電池は残量残り僅か。しかしその前にけんたさんのカフェインが切れたので、道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で休憩。道の駅の中をぶらぶら歩いていると函南町の牛乳のブランド、丹那牛乳(たんなぎゅうにゅう)のオフィシャルショップを発見。生乳の鮮度が自慢の牛乳を使った「アイスカフェオレ」で勢いをつけて、旅の最後のライドを再開。

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お代わり狩野川

狩野川から始まり狩野川で終わる

道の駅を後にして朝も走った狩野川へ入り、川沿いを南下。夕暮れの狩野川は富士山が絶景と口コミがあったものの、この日は残念ながら雲がかかって拝むことができなかった。

ついに到着!MERIDA X BASE

電池残量との戦いに勝利

旅の拠点「MERIDA X BASE」に無事到着しフィニッシュ!E-BIKEの電池もギリギリ持ちこたえた。坂が多いコースだったが、体力は余裕を残し手ぶらで帰るため、ゆとりある旅となった。1泊2日の伊豆の国は、西伊豆スカイラインからの絶景や、海の幸、おしゃれカフェなどを堪能しかなり充実したライドとなった。

今回立ち寄った場所

MERIDA X BASE

バス停:長井崎小中一貫学校入口

やま弥

戸田峠

西伊豆スカイライン「アクサダイレクトコーナー」

The Crank

サイクルスポーツセンター

韮山反射炉

反射炉ビヤレストランほむら

伊豆ゲートウェイ函南

今回宿泊したおやど

コナステイ伊豆長岡

出会った人

あやさん

コナステイに宿泊していた女性サイクリストのあやさん。けんたさんと同じくE-BIKEで中伊豆エリアをライドされていた。

やま弥の主人と女将さん

初日のランチに訪れた食堂「やま弥」で。みかんご飯をはじめとしたメニュー開発に熱心なお二人。

ROUTE

伊豆の国ライドのルートについて

道の駅「伊豆のへそ」施設内のMERIDA X BASEをスタート&ゴール地点として、西方面、沼津から南下、伊豆スカイライン折り返す一周コースと、狩野川を南下後修善寺駅付近で東方面へ自転車の国サイクルスポーツセンターを通って韮山反射炉、伊豆ゲートウェイ函南店をめぐって戻る2つのコース。

今回のみちくさ動画