けんたさん・旅のしおり
7:30 | 横浜駅からライドスタート |
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7:50 | 横浜赤レンガ倉庫で記念撮影 |
8:15 | 横浜中華街の「龍仙」で朝食 |
10:40 | 横須賀のヴェルニー公園に到着 |
11:20 | 横須賀市内の和菓子「松月」に立ち寄り |
12:20 | 浦賀の渡船に乗船 |
12:50 | PILOTA MOTOでランチ |
15:00 | 丸吉商店に立ち寄り |
15:50 | ミサキドーナツ葉山店でコーヒー休憩 |
16:45 | 小坪飯島公園でサンセットを眺める |
17:30 | 鎌倉駅付近のホテル「plat hotel」でゴール |
18:30 | シチリア料理「LIBERTA」で夕食 |
DAY1 終了!
知っているようで知らない神奈川
神奈川の面白さを伝授してもらうライドにいざ出発!
関東圏に住むけんたさんとツッチーにとって、神奈川は全く知らない土地ではないが、さほど集中して走った経験も実はない。日本、海外津々浦々のライドコースを走ってきた渋井さんがあえて推す神奈川、期待しかない。
まずは、渋井さんに先導してもらい、中華街に朝食を求めて出発!
まずはド定番観光スポット巡礼
横浜赤レンガ倉庫
中華街に向かう途中、横浜の代表的な観光スポット、「赤レンガ倉庫」に立ち寄り。平日の朝はひと気がない。同じく観光スポットの横浜ランドマークタワーを背負って記念撮影。
超人気スポットも早朝は別の顔
横浜中華街
さらに約5分ほど走って横浜中華街に到着。中華街のシンボル「朝陽門(ちょうようもん)」をくぐると、中国語の看板が街に溢れる。
平日早朝は人も車も少なく、まさに異国の街中をライドしているようでめちゃくちゃ面白い
意外な旨さの朝粥にびっくり
「龍仙」
朝ごはんは中華街の「龍仙」。7時の開店から満員になる人気店だ。お目当ては中華圏の人たちが朝ごはんに食べるお粥(通称:朝粥)。
朝にお粥?けんたさんもツッチーも興味津々でお粥の他に揚げ春巻きとザーサイ等(付け合わせとしてお粥に入れて食べる)もセットオーダー。お粥に揚げたワンタンが入っていて、病気の時日本人が食べるものと明らかに違う。
出汁が効いてコクがあり、食べごたえもばっちり。美味しさに感動する。
エアロバイクの真価を発揮!
湾岸道路で最新モデルの「PROPEL」を踏み込む
朝食を終えたらいよいよライド本番。
中華街をあとにして湾岸道路(国道357号)を走る。けんたさんは新型エアロバイク「PROPEL」の性能を試すべく、道幅の広い湾岸道路ではツッチーを置き去りにしてスピードアップ。
ライドの感想をきくと「空力性能に優れているので時速40kmからの巡行がとても楽だった」というコメント。さらにハンドルまわりが硬い(剛性が高い)ので、踏んだパワーが無駄なく推進力になるのが感覚的にわかるのだそうだ。
壮大な艦隊を眺めて一休み
横須賀港「ヴェルニー公園」
横浜中華街から約25km。様々な地形で「PROPEL」のエアロ性能を試しているうちに、次なるスポットの「横須賀港・ヴェルニー公園」に到着。港には迫力満点の自衛隊護衛艦が停泊しており、思わず興奮!
歴史と風情を感じる和菓子屋さんでエネルギーチャージ
「松月」
消化のいいお粥はエネルギーとして使い切ってしまい、小腹がすく。補給食をもとめて横須賀市内をゆっくり走っていたら和菓子屋「松月」を発見し、嬉々として甘味を購入した。なんと創業130年という老舗のお店で、販売しているお菓子はどれも裏にある工場で手作りしているそうだ。出来立ての栗どら焼きも柔らかくておいしかった。
小さなポンポン船で対岸へ
「浦賀の渡し」
横須賀から約10kmで浦賀湾。細長い湾を渡船でショートカットして対岸へ。
「四国1周の旅」以来、久しぶりの渡船。ライドに舟が加わると一気に旅情気分を味わうことができる。
伝説のレーサーが営む海沿いのカフェ
「PILOTA MOTO」
浦賀から久里浜を抜けると野比海岸。大型のオートバイにも乗るという渋井さん御用達のカフェでランチ。
日本のオートバイ全盛期に世界を相手に活躍したレジェンド、辻本聡氏のカフェ。伝説のレーサーが自らキッチンに立つとなれば、平日にもかかわらずバイカー達で大盛況というのも納得。ちなみに辻本さんはLOOK2台を所有するサイクリストでもある。
お店は海の真正面。ロケーション抜群の店内で、オーナーおすすめの少し甘めなガパオライスとエスプレッソをいただいた。
海から内陸へ
富士山を横目に大根畑を眼下に
津久井浜駅を越えたあたりで海岸通りを離れ、三浦半島の内陸部に進路を向ける。
半島の中心に向かって短い登り坂があらわれる。
登りきると台地となり、三浦の名物「三浦大根」の畑が広がる。遠くかなたにはくっきりと富士山を望むことができる。
鎌倉の料理人が頼る佐島漁港
「丸吉商店」
三浦半島の西側「相模湾」側に抜けて「佐島漁港」に到着。この漁港は、活きの良い魚を買い求める鎌倉市内の飲食店オーナー達の御用達。漁港目の前の「丸吉商店」に並ぶ新鮮な魚介に心惹かれるも、自転車に積むわけにもいかず、購入は断念。
甘いもん&コーヒーでもうひと踏ん張り
「ミサキドーナツ葉山店」
国道134号線を鎌倉方面に走り、葉山市内へ。県内に6店舗ある人気ドーナツショップ「ミサキドーナツ葉山店」でおやつ&コーヒータイム。
けんたさんはピスタチオ味をチョイス。もちもち食感のドーナツ生地にはパリパリのチョコレートがコーティングされておりコーヒーと組み合わせれば天国行き確定。
神奈川をぎゅっと集めた夕景
「小坪飯島公園」
夕暮れも近づいてきた。このタイミングで渋井さんのおすすめのサンセットスポット、逗子の「小坪飯島公園」に向かう。稲村ヶ崎の向こうには江ノ島と広大な相模湾、伊豆半島と沈む夕日。さらには富士山まで、すべてを一望できる贅沢てんこ盛りなスポット。
いつまでも佇んでいたくなるが、まもなく辺りも暗くなるので、急いで本日の宿を目指し、鎌倉市街へ向かう。
駅近、きれい、安い、洗濯OKで、言うことなし!
「plat hostel keikyu kamakura wave」
鎌倉駅から徒歩5分の「plat hostel keikyu」に到着。ドミトリータイプの宿で、けんたさんとツッチーは2段ベッドのツインルームに宿泊。清潔感のある部屋には洗面台、トイレ、シャワーが設置されている。この日は1人素泊まり3,000円以下と破格にリーズナブルで、洗濯機と乾燥機も完備。自転車旅に申し分ない。
ライドの締めは今日立ち寄った港のお魚で
「LIBERTA」
1日目のライドの反省会(と言う名目の飲み会)に、宿から徒歩2分の場所にある小粋なシチリア料理店「LIBERTA」へ。
昼間に立ち寄った「佐島漁港」から仕入れた魚介が主体のメニューに心が躍った。
カルパッチョをはじめ、パスタ、肉料理にいたるまで、塩加減が控えめなのに美味しいのは食材の味がしっかりしているから。
神奈川の景色と道と味覚にすっかり満足するけんたさん。明日は今日の観光たっぷり&フラットコースのライドとはまた毛色を変えて、ヤビツ峠を攻める1日になる予定。このまま反省など微塵も行わず、明日のライドの安全を祈って初日の夜はふけるのでした。