けんたさん・旅のしおり
7:45 | ホテルからライドスタート |
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8:00 | 由比ガ浜で記念撮影 |
8:50 | KOMO PAN で朝食を調達 |
9:20 | 片瀬江ノ島駅に立ち寄り |
9:40 | 湘南海岸公園で朝食 |
10:50 | 金目川サイクリングコースを北上 |
11:50 | 名古木(ながぬき)のコンビニで小休憩 |
13:50 | ヤビツ峠に到着 |
14:50 | 宮ケ瀬湖畔園地でランチ |
16:00 | ゼブラコーヒーでゴール |
DAY2 終了!
海辺から始まる2日目のライド
海山両方を1日で楽しむ
2日目は鎌倉の定番「由比ガ浜」からスタート。前半が海沿い、後半はヒルクライマー好みのヤビツ峠から宮ヶ瀬へ。初日に引き続き、GIANTの2大ロードバイク、平地巡航で無敵のエアロバイク「PROPEL」とコースの変化に強そうな「TCR」の乗り比べも継続。
この日は、フレーム性能だけ比較できればと、最新の最上級カーボンホイール「CADEX 36 DISC TUBELESS」に2台とも履き替えた。リムハイトが50→36mmになったPROPELの見た目が軽やかになったのが印象的だった。
シーサイドの景色を楽しみ茅ヶ崎方面へ
由比ガ浜
この日も晴天、海風は冷たいが自転車に乗るには気持ちの良い天候。
国道134号の最初は渋滞気味だったので、歩道をのんびり通行。
由比ガ浜は平日の朝にもかかわらず多くのサーファーの姿が。
海なし県の埼玉を普段走るけんたさんとツッチーの目には新鮮な光景。
すいすい縫って走るちょっとした優越感
細かい鎌倉の裏路地
江ノ電と並走できる「併用軌道」という穴場があるという渋井さんの案内で、いったん海岸線を離れて極楽寺駅方面へ。鎌倉市内には人と自転車しか通れない狭い道も多く、渋井さんいわく、そうしたルートで楽しくショートカットするのがサイクリングの醍醐味だという。
お洒落パン屋で朝食をゲット
「KOMO PAN」
鎌倉市最西部のパン屋「KOMO PAN」で朝食を調達。江ノ電「腰超駅」の手前から古い裏路地をゆっくり走って5分ほどで到着。お洒落な店内にはけんたさんが好みのハード系のパンが並ぶ。
イートインスペースがないので、背中のポケットにパンを入れて江の島海岸へ移動する。
おなじみの江ノ電と一緒に走る!
腰越駅前の交差点
KOMO PANから県道を海側へ戻ると腰越駅前の交差点(神戸橋)から腰越商店街まで道路の真ん中に江ノ電の線路が敷かれている。ここも「併用軌道」で、江ノ電を象徴する区間だ。タイミングよく列車もきて、電車好きのツッチーはもとより、けんたさんも大興奮!
まるで竜宮城?新しい観光スポットに立ち寄り
片瀬江ノ島駅
江の島海岸に向かう途中、片瀬江ノ島駅に立ち寄り。2020年に完成した新駅舎の上には、金の鯱(しゃちほこ)ならぬ「金のイルカ」の像。夜はライトアップがされて雰囲気がかわるのだそうだ。
せっかくの朝ご飯が!
トンビ襲来
片瀬駅近くまで走り、やっと海岸へ出て朝ご飯。江の島を眺めながらの朝食とは贅沢だねと3人でパンを食べていると突然、渋井さんが持っていたアボカドパンが消失し、ソースが周囲に飛び散った。一拍おいてトンビにかっさらわれたと気が付いた。
このあたりのビーチ沿いは観光客の食べ物を狙うトンビの悪名が高い。
陽気の良さに気をとられつい油断していたが、ずっと空から狙われていたのだろう。
トンビが渋井さんからパンを奪う瞬間を、偶然けんたさんのカメラがとらえていた。さすがYouTuber…(決定的瞬間は動画でご覧ください)!
フラットコースが気持ちいい!
プロぺルでガンガン走る
朝食を終えたら、国道134号線を茅ヶ崎方面に向けて爽快にライド。ここら辺に来ると車通りも落ち着いてきた。片側2車線で道幅が広く信号も少ないのでエアロバイク「プロペル」に乗っているけんたさんは再びエンジン全開。渋井さんとツッチーを遠く後方へぶっ飛ばし、エアロバイクの性能を存分にあじわう。
内陸へ入っていよいよ峠の入口へ
金目川サイクリングコース
茅ヶ崎市を通過して平塚市に入り、大磯町に変わる直前の「花水川」で国道134号線から右折して山方向に北上。
約2kmで河川名が「金目川」に変わり、ここからしばらくはサイクリングコースで川沿いをのんびり走る。
峠前の最後の補給
「セブンイレブン 秦野落合北店」
約15km程走り、2日目のメインイベント「ヤビツ峠」の入口に到着。峠に挑むライダー達のセーブポイント、名古木(ながぬき)の交差点のセブンイレブンで休憩。足がつらないように(?)クエン酸を補充してヒルクライムに備える。
自転車を乗り換えて峠を制覇
表ヤビツ、スタート
名古木の交差点を起点にけんたさんとツッチーは初の約12kmのヤビツ峠がスタート(通称:表ヤビツ)。平均斜度は5~6%だが、スタート直後、斜度10%超えのキッツイ坂がお出迎え。ここでもけんたさんは渋井さんとツッチーをおいて軽快に登っていく。
自転車乗り換えて峠制覇
TCRの登坂性能を実感
途中プロペルからTCRに乗り換え、ヤビツ峠に到着。プロペルと比較すると軽量でフレームのしなりも良いTCR。けんたさん的には普段のっているバイクに近くて登りやすかったそうだ。
標高差が約600mあるため峠の気温はかなり低く、ウィンドブレーカーが必要なほど。
裏ヤビツを通ってエイドポイントへ
「美里 恵山亭」
ヤビツ峠を越えて約16kmの坂(通称:裏ヤビツ)をくだり、宮ケ瀬湖に到着。湖のほとりにあるお団子屋「美里 恵山亭」で遅めの昼食。空腹の3人はお店のおすすめ「五平餅」「みたらし団子」「トン汁」を注文。くだりで冷えた身体に熱々のトン汁がしみわたる。
コーヒーを飲みながら峠制覇の充実感と余韻に浸る
「ゼブラコーヒー」
本来の計画では宮ケ瀬湖を後にして2日目のゴールとなる相模原市内の橋本駅を目指すつもりだったのだが、当初のスケジュールより時間がおしてしまったため、今日のライドは道中のカフェ「ゼブラコーヒー」でフィニッシュすることにした。今日初のカフェでいただくコーヒーが峠の疲れを癒してくれる。
2日間にわたり神奈川県の観光名所を自転車で巡る旅。中華街からはじまり、横須賀、葉山、逗子、鎌倉、江ノ島などの観光名所を堪能し、サイクリストに知名度の高いヤビツ峠も表から裏まで踏破した。
自転車を乗り比べる、というのは自転車専門メディアの企画や試乗会などでよくあるが、1泊2日をかけてリアルに走りこむことなどはまれ。しかもフラットコース、ヒルクライム、路地裏など様々な場所を走ることで特性や違いを疲労感まで含めて体感することができる、何とも面白い体験だった。
今回は日没後の自走を嫌ってゼブラコーヒーからサポートカーに載せてもらったが、自転車で完結するなら輪行袋を携行してJR橋本駅までもう10km走って電車輪行する流れ。日の長いシーズン中なら無理はないはずだ。
また訪れる時には是非走り切ってみたい。