けんたさん・旅のしおり
07:50 | 北陸新幹線で東京駅を出発 |
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09:45 | 飯山駅に到着し自転車組み立て |
11:00 | 飯山駅からライドスタート |
11:40 | 湧水「八幡清水」で水分補給 |
12:00 | 野沢温泉スキー場に到着(サポートライダー合流) |
12:10 | ゴンドラに乗車(長坂駅) |
12:30 | ゴンドラを下車(やまびこ駅) |
13:30 | カヤの平高原キャンプ場で休憩 |
15:00 | 志賀高原山の駅でランチ |
17:00 | 横手山ドライブインでライド中断 |
17:45 | 志賀高原山の駅からライド再開 |
18:30 | 湯田中温泉でゴール |
DAY1 終了!
飯山駅到着
JR東京駅から北陸新幹線に乗り約2時間でJR飯山駅に到着。自転車輪行なので乗り換えなしでスタート地点の飯山駅まで来られるのは本当にとても楽ちん。
まずは飯山駅で自転車の組み立て。1泊分の着替えなど最低限の荷物をサドルバッグに入れて準備を整える。なお、ライドに不要な荷物は駅のコインロッカー(500円/1日)に保管。
信越自然郷アクティビティセンター
スタート前に飯山駅にある「信越自然郷アクティビティセンター」に立ち寄ってみる。春夏秋冬、季節ごとに楽しめる近隣のアクティビティやアウトドア情報を発信する他、各種ツアー、ライドスタイルに合わせたサイクリングコースの相談も受け付けている。
また、ここではロードバイクをはじめ、電動グラベルバイクや子供用まで、豊富な種類の自転車を借りられる。トレッキング用品などのアウトドアギアのレンタルも可能。自転車やトレッキングを始めてみたいという人も、手ぶらで訪ねるだけでOKだ。
スタート
この日の天気は曇り。飯山駅前の気温は25℃と東京よりも体感温度としては5℃ぐらい涼しい。このあと標高2000mの渋峠を目指すのだが、峠がどれほど涼しいのか期待を膨らませていざスタート!
千曲川沿いのサイクリングロード
飯山市の真ん中を流れる千曲川(ちくまがわ)の堤防を北上して、約14km先の野沢温泉スキー場の「長坂ゴンドラリフト」を目指す。堤防の両脇には田畑が広がり、その奥には東に志賀高原が広がり、西に関田山脈が連なっている。
千曲川沿いルートを終えるとスキー場に向けて5kmほどの坂道が続く。坂道の途中に「名水 八幡清水」の表札を発見。ありがたく湧き水で水分補給を行う。雪解けの水は冷たくておいしい。
スキー場手前の山肌にスキーのジャンプ台が見えてきた。野沢温泉村は多くの冬季競技オリンピック選手を輩出しており、全住民に対してオリンピック選手のいる比率が日本一高い市町村。村全体でスキー選手育成の環境が整っていることがうかがえる。
サポートライダーと合流
長坂ゴンドラリフト/長坂駅
想像よりキツイ坂道もあり、当初のスケジュールより約30分遅れて野沢温泉スキー場の長坂ゴンドラリフトに到着。ここで待っていてくれたのはディスカバーライド初の女性サポートライダー・上野眞奈美(まなみ)さん。まなみさんはフリースタイルスキー・ハーフパイプ種目でソチ冬季五輪に出場したオリンピアン。心強いサポートライダーにテンションが上がるけんたさん。
早速ゴンドラのチケットを購入。大人片道1500円。自転車は別途荷物料金として600円を支払う。
ちなみにゴンドラの運行期間は下記の通り。
2023/7/1(土)~10/29(日)
※8/29(火)~9/28(木)の間は、火・水・木曜定休
運行時間 9:00~16:00(下り線16:30)
ゴンドラでワープ
このゴンドラは2020年に架け替えられた世界最新鋭のゴンドラ。頂上のやまびこ駅までの約3km(標高差789m)を約8分で結ぶ。乗車時はゴンドラのスピードがゆっくりになるので、慌てず自転車を乗せることができる。とはいうものの緊張するけんたさんとツッチー。
全面ガラス張りの絶景ゴンドラの中は、高いクッション性のレザーシートを備え快適性と静粛性が整っている。ちなみに、けんたさんたちが乗車したゴンドラは全80台のうち2台だけの床がスケルトン仕様のゴンドラ!
長坂ゴンドラリフト/やまびこ駅
約8分で長坂ゴンドラの頂上「やまびこ駅」に到着。標高1400mに位置し、気温は約20℃。夏場でもウィンドブレーカーが欲しい。
ゴンドラを降りた後は、県道502号を志賀高原方面に向けてライド再開。アップダウンを繰り返すため、走りごたえがある。交通量はかなり少なく、この日は1台も車とすれ違うこともなく走りやすかった。坂道でペースが落ちるけんたさんとツッチーをE-BIKEで参加のまなみさんが引っ張ってくれた。
※県道502号線および渋峠に向かう国道292号線は冬季閉鎖期間があります。
(参考サイトはこちら)
高原のキャンプ場で休憩
カヤの平高原キャンプ場
約20km走り、「カヤの平高原キャンプ場」に到着。志賀高原の北側にあるこのキャンプ場は、ブナの原生林が広がる自然豊かなロケーション。ちなみにトイレはあるが売店や自販機がないので利用の際は注意が必要だ。
ここで、まなみさんの差し入れ、地元の名店「大黒屋」の和菓子をいただく。どれもおいしかったが、季節限定の「わらびもち」は絶品。一般的なわらびもちとは違って、みずみずしいおもちの中にあんこが入っている。
カヤの平高原キャンプ場を後にして再び県道502号をまなみさん先導で走る。実は撮影などで大幅に時間がかかり、この時点で当初のスケジュールより1時間程遅れていた。
急いでランチスポット「山ノ内大勝軒」まで向かったが、15時までということもあり、断腸の思いで10km手前でサポートカーに乗り込みランチスポットまでワープ。
※想定より細かな上りが多いため、約1.5時間ほど早く出発すればゆったりと楽しむことができた(はず)。
山の駅でラーメン休憩
志賀高原 山の駅
サポートカーで移動しランチスポット「山ノ内大勝軒」のある志賀高原山の駅に到着。
施設内には、トイレのほかカフェやショップもあるので、ゆっくり過ごすこともできる。
山ノ内大勝軒
ランチはつけ麺で有名な「山ノ内大勝軒」。実は長野県・山ノ内町は大勝軒の創業者・山岸一雄の生まれ故郷とのことだ。気温が低い中走ったこともあり温かいチャーシュー麺をオーダー。たっぷりな麺とチャーシューで渋峠に向けてエネルギーチャージ。
遅めのランチを終えてライド再開。山の駅を出発後すぐに渋峠へ続く国道292号にぶつかる。ここまでも十分走りごたえのあるルート。走力によっては、このまま国道292号を湯田中に下ることもできる。
けんたさん一行は当初の予定通り、国道292号を上り約13km先の渋峠を目指す。
標高が上がるにつれて霧が立ち込めてきて気温も急激に下がり始める。雲の中に突入して気付けば15℃を下回っていた。涼しいを通り越してもはや寒い。
坂を登っていると珍しくけんたさんがツッチーより遅れるという事態に。いつも上り坂で置いていかれるツッチーはここぞとばかりにけんたさんと距離を空けて、優越感に浸る。けんたさんも悔しそう。
天候悪化のためライド中断
標高がさらに上がるにつれて視界が悪くなり自転車で進むのは危険と判断。渋峠の手前2km地点にある「横手山ドライブイン」でライドを中断することになった。この時点で気温はなんと10℃を下回っていた。
サポートカーに自転車を積み込み、ほっとするけんたさん。せっかくここまできたのでサポートカーで渋峠へ移動。本来は天候が急変することもあるので、夏場でも上着はマストなのだが、実はけんたさん、夏ということで油断して上着を持ってこない痛恨のミス…。
渋峠で一応記念撮影
日本国道最高地点碑
サポートカーで群馬県と長野県の県境にある「渋峠」に到着。日本の国道の中で最も高所に位置している。晴れていれば眼下に芳ヶ平湿原を一望できるのだが、本日は残念ながら視界ゼロ。高地の変わりやすい天候を目の当たりにした。
霧が晴れて見通しがよい、志賀高原山の駅までサポートカーで下山。そこからライドを再開し国道292号を湯田中温泉まで一気に下る。
湯田中温泉のお宿に到着
HOTEL&RESORT きよみず望山荘
本日の宿「HOTEL&RESORT きよみず望山荘」に到着。ホテル内には、ランドリー設備の他、メンテナンス工具なども設置されており、サイクリストにとても優しいホテル。
サポートライダーのまなみさんともホテルでお別れ。上り坂ではペースメーカーとして先導してもらい、心が挫けそうになったときには、鼓舞してくれるなどしっかりサポートしていただきました。霧が深まる上り坂が延々続くと、だれでも不安になるもの。地元の天気の変化に詳しく、パワフルなサポートライダーがいることで安心して走ることができた。
地元の志賀高原ビールで至福の1杯
おきまりのご褒美ビールは地元、志賀高原のクラフトビールで乾杯。ディスカバーライドで最も上り坂がきつかったライドだった分、格段に美味しい一杯となった。
今朝、東京を出発したとは思えないほど充実した一日となった。翌日のライドに備え、ホテルの温泉でしっかり疲れを和らげて早めに就寝。