けんたさん・旅のしおり
7:45 | 羽田空港を出発 |
---|---|
10:30 | 台北松山空港に到着 |
11:30 | 台北市内のホテルで自転車を組み立て |
12:30 | 松山駅に向けてライド開始 |
14:10 | 電車で出発(松山駅から瑞芳駅へ) |
15:00 | 瑞芳駅に到着 |
15:20 | 瑞芳駅から九份に向けてライド開始 |
16:00 | 九份に到着/散策 |
17:00 | 九份を出発 |
17:40 | 峠「不厭亭」で記念撮影 |
18:45 | 福隆のホテルに到着 |
DAY1 終了!
飛行機輪行無料!
自転車フレンドリーな台湾のエアライン
旅のスタートは早朝の羽田空港。今回利用するのは台湾のフラッグ・キャリアであるチャイナ エアライン。
飛行輪行のサイズ規定が大き目で3辺の合計サイズ290cm以下、且つ23kg以下であれば無料で自転車が預けられる!ほかの飛行機会社より、預けやすい規定になっていて、とてもありがたい。
羽田空港から台湾の首都「台北」の街中にある「台北松山(タイペイソンシャン)空港」に到着。
着陸に向けて眼下に建物が迫ってくる様子は、日本の伊丹空港(大阪)に似ている。
オーション君
台湾×自転車といえばこの熊さん
台北松山空港内の通路には、台湾観光局の熊のゆるキャラ「喔熊(オーション)」が自転車にのってお出迎え。自転車観光国としての力の入れようが伺える。
2日目の宿に荷物を預ける
PAPERSUN HOTEL
まずは空港からタクシーで約20分程の市内のホテルへ向かい、ライドに不要な荷物を翌日宿泊するホテルで預かってもらう。
オーストリッチのOS-500は普通車のタクシーにもそのまま入った。
台北市北側「士林(シーリン)駅」近くのホテル「PAPERSUN HOTEL」に到着。
ホテル名にある「PAPER」の由来は近くに製紙工場があった名残りなのだとか。
ホテルで組み立て
けんたさんの激軽NEW BIKE
ホテルのロビーで自転車を組み立てるけんたさん。今回使用するバイクはSPECIALIZEDの「AETHOS(エイトス)」。
市販されているディスクロードバイクフレームの中で最軽量(なんと585g!)。
サドルバッグをつけたとしても全体重量はわずか約10kg。
シートポストに台湾をしょって
こういうのちょっとテンション上がるよね
今回の旅をサポートしてくれている台湾観光局のオリジナルバイクプレートをシートポストに装着。
旅の準備も整いいざ出発!
台北のサイクリングロード
都心部だってライド楽々
まずはホテルから約13km離れた台北の中心駅、松山駅を目指す。
街中は交通量が多いため河川敷に張り巡らされたサイクリングロードを走る。
市内のサイクリングロードは道幅がとても広く快適に走ることができる。
台湾1周の0kmシンボル
松山駅
走ること約40分で松山駅に到着。駅前広場には「0km」のモニュメント。
台湾1周のスタート地点となるシンボルだ。
台湾1周はいつか挑戦したい…思いを馳せながら記念写真。
シンプルなアイディアながらきめ細かい!
駅へ入る階段横スロープ
改札口に向かうため地下へ。階段横にはスロープが設置されていて自転車を持ったまま地下へ移動できる。
シンプルな設備だが、あるとないとでは大違い。
こんな簡単なことでいいのか、と驚きつつ、自転車を念頭に置いた台湾のきめ細かい街づくりの意識の高さを感じる。
輪行不要!改札もそのまま通過
松山駅
松山駅から西へ約30km離れた「瑞芳(ルイファン)駅」までの普通列車の切符を購入。
運賃は大人1人40元(約180円)と自転車が1台20元(約90円)。台湾では普通列車(各駅停車)の場合、自転車を輪行袋にいれずそのまま電車に乗せられる。少し時間はかかるがせっかくなので普通列車に乗車してみることにした。
サイクルトレインの詳細はこちら(繁体語)
自転車が駅にある、不思議な感覚
松山駅
駅員さんに指定された先頭車両の停車位置に向かって自転車を押して歩く。
平日の昼間のホームは空いているのでスムーズ(通勤時間帯などは避けたほうが無難かも)。
電車を待ちながら軽食
HOU TOAST and COFFEEのパン
あらかじめサムさんが買ってきてくれたランチをいただき、ホームで休憩。
「HOU TOAST and COFFEE」のパンはゴツい見た目に反し、スポンジケーキのようにふわふわ柔らかくてほんのり甘い。
松山駅近くにある無添加のパン屋なのだそう。
気軽でワクワク!電車&自転車の旅
約50分の電車旅
普通列車に自転車をそのまま持ち込み、瑞芳へ向けて出発!
日本にもサイクルトレインなどは輪行不要で持ち込める車両はあるが、ここまでナチュラルに自転車と一緒に乗車できるのは驚き。
様々なエリアへ行ってみたくなる電車×自転車旅
瑞芳駅
電車の目的地「瑞芳駅」に到着して普通に下車。
都心からカントリーサイドまで輪行不要で電車移動できるので、気軽にいろいろな場所にライドに行ける魅力と可能性が詰まっている。
しょっぱなから盛沢山だったが、ここから1日目の本格的なライドを開始。
初日ライド開始!
観光スポット九份を目指す
まずは瑞芳駅から約7km離れた人気観光スポット九份へ。
本日のお宿までは約35km。果たして日没まで間に合うのか…?
山腹の九份までまずは上り坂。つづら折りの坂道を登ること約30分ほど続く。
一般的には観光バスかタクシーでくる場所なのでサイクリストの姿を見ることはなかった。
週末はさらに多くの観光バスが行き交うらしく、走行には十分に気を付けたほうがよさそうだ。
九份の入口はかなり小さく、くぐるようにしてはいるのにはびっくりした。その入り口に向かう道の横には「民宿」と書かれた看板が並んでいる。多くはさびれていて、営業しているとはとても思えないが道に面したガレージを駐車場として貸し出しているところが多い。「機車(停車場)」と書かれた立て看板が並んでいる。機車とはオートバイのこと。一か所を選び、お店の人に自転車だけど止めさせてもらいたいとお願いした。ちなみにここの駐車場は3台で100元(約450円)。ここから先は歩いて九份の街の中へ。
九份は山あいの小さな町。1893年に金鉱が発見されてから空前のゴールドラッシュとなるも、金鉱脈が尽きると急速にさびれてしまった。
今は台湾映画「非情城市」のロケ地として人気観光地となり世界各国から観光客が訪れるスポットとなった。
写真は町の入口で、その先にはお土産やスイーツ店が道の両側に連なっている。
九份のメインストリートは色とりどりの看板がにぎやかで、軒を連ねる食べ物屋さんからの匂いに興味をかきたてられる。
見たことのない食べ物に興味深々のけんたさんに丁寧に説明をしてくるサムさん。
今日初めての台湾スイーツ
阿柑姨芋圓(アーガンュイーユェン)
ひとしきり迷ったが九份の名物「芋圓(ユィユエン)」を食べるため、人気店の「阿柑姨芋圓(アーガンュイーユェン)」に立ち寄り。
芋圓は小豆汁にタロ芋団子が入った昔ながらのスイーツ。冷たいのと暖かいのが選べるが、今回は暖かいのを注文。
味は日本のお汁粉に似ている。1杯55元(約250円)
ここぞ九份なスポットの風景
阿妹茶楼(アーメイチャーロウ)
九份の一番人気スポットといえばここ「阿妹茶楼(アーメイチャーロウ)」。
金鉱で栄えていた頃の大邸宅を改装したお茶屋さん。千と千尋の油屋のモデルになったと噂されることで有名なスポット。
店内では台湾茶をいただくことができるそうだが、今回は時間がなかったので残念ながら写真だけ。
九份を後に次のポイントへ
さらなる登り
ついつい九份で長居をしてしまった。ここまで走ってきた峠道に戻り、さらに登り始める。
ここより上のエリアは観光バスもおらず、交通量がぐっと少なく走りやすい。
峰を走る一本道の景観スポットに到着
不厭亭(ブィエンティン)
電車で降りた瑞芳と双渓(シャンシー)を結ぶ峠「不厭亭(ブィエンティン)」の景観スポットに到着。
週末になると道路には景色を一目見ようと車の渋滞ができるほど。もちろんサイクリストやバイカーにも人気。
ここからさらに写真の奥、双渓方面に向かって下る。
本日のフィニッシュポイントへ
ぐっと冷える約10kmを下る
暖かいイメージのある台湾といえども高度のある山頂からの下り坂は冷える。アウターを羽織って一気に下る。
台北市内の川沿い以外にもサイクリングロードが敷設されているのはありがたい。
基本的に並走がOKな台湾は仲間同士で会話しながらライドできるのも楽しさの一つ。
若干押し気味に初日のライド終了!
福容大飯店(フーロンホテル)
初日のゴールとなる福隆にあるホテル「福容大飯店(フーロンホテル)」に到着。
台北市内(松山駅まで)の走行含め約50kmのライド。
九份での滞在が予定よりも長かったため予定より45分遅れて18:45に到着。外は真っ暗だっためホテルロビーで記念写真。
福容大飯店は、海水浴場に隣接するリゾートホテルなので、ファミリー向けの大きな部屋が特徴。
キングサイズのベッドが2台あり、奥には小上がりもある。
館内には温泉をはじめ、ジムやレストランも完備されている。
福粤楼(フーイエロウ)
夕食はホテル内にある中華レストラン「福粤楼(フーイエロウ)」。
アラカルトで注文したメニューはすべて絶品。
特に「野菜とソーセージのXO醤炒め」は野菜、ソーセージ、海鮮のうま味がXO醤によって最大限まで引き出されている!とけんたさん大興奮。
大満足の初日が終了!
思わず台湾ビールが進む!
今朝羽田空港を出発したとは思えない程の充実ぶり。
食事後はホテル自慢の温泉で疲れを癒し翌日に備えつつ終了。