お宿「新風楼」で朝食

2日目の朝食は宿でいただく。地元野菜のサラダやお漬物などヘルシーな和食メニュー。

ライド２日目スタート

チェックアウトを済ませた後、宿の隣にある「元伊勢龍神社」に立ち寄って安全祈願。

宮津市内から若狭湾を眺めながら国道178号を北上。約15km先にあるお隣の伊根町へ向かう。

伊根湾めぐり遊覧船

遊覧船に集まるカモメが圧巻と口コミで教えてもらい、「伊根湾めぐり遊覧船」乗り場に立ち寄る。カモメ用に販売しているカッパえびせんを目当てに、出発した遊覧船の上空には、大量のカモメが集まっていた。

カモメの数にも驚いたが、伊根湾の海底にいるウニの数にも驚いた（写真の黒い塊）。近くにいた警備員さんの情報では、これでも今年のウニの数は少ないそう。海水温度が高くなった影響なのだろうか。

伊根の舟屋群

遊覧船のりば場を後にして、漁師町で有名な伊根町をゆっくりと走る。道の両脇には約230軒の舟屋が立ち並ぶ。舟屋は二階部分が住居スペース、一階が船着場になっている。一階部分はさながら船のガレージのような独特の建築物だ。二階を改装して宿にしている舟屋もあるが、いつも人気で予約は非常に困難。

少し遠くから舟屋が並ぶ一帯を望む。エメラルドグリーンに輝く海と舟屋が立ち並ぶ風景は、思わず自転車をとめてその風景を写真におさめたくなる。

伊根町を後にして国道178号線を走り京都市の最北端「京丹後市」へと進む。丹後半島は典型的なリアス式海岸で、くねくねと曲がりくねった道でアップダウンが続く。

道の駅「てんきてんき丹後」

10月上旬にも関わらず今日の最高気温は約30度。水分補給のため道の駅で休憩。丹後の琴引エリアは塩が有名。ご当地サイダー「琴引きの塩サイダー」とノンアルコールビールで喉を潤す。

「てんとうむしばたけ」でランチ

京丹後市内のオーガニックカフェ「てんとうむしばたけ」でランチ。自社栽培した有機野菜を使用した料理を提供している人気のお店。注文したピザはもちもちの生地に色鮮やかで甘めの野菜がたっぷり。丁寧に作られた料理はボリュームもしっかり。

ランチを終えて走っているとまさかの雨。スマホで雨雲を確認しながらコンビニで雨宿り。ホットコーヒーで濡れた体を温めながら15分ほど休憩し、雨が上がるのを待つ。

加悦鉄道跡自転車道

コンビニでの雨宿りを終えて20km程走り、与謝野町の中央を縦断する「加悦鉄道跡自転車道」へ。かつては鉱石などを輸送や地元の交通手段として活躍していた私鉄が廃線になった後、全長12kmの自転車専用道として再活用されている。田んぼ中をつっきる風景が、つくば霞ヶ浦リンリンロードに似ている。

ゴール前の難所「与謝峠」

自転車専用道を走り終えて再び国道176号線を走っていると、ゴールの福知山市に向かう最後の難所「与謝峠」が立ちはだかる。約7km続く上り坂を淡々と走り峠を越える。

福知山駅でゴール

市内を走ってほどなく、福知山駅に到着し無事ゴール。2日目は走行距離約110km、獲得標高1000mと走りごたえ＆上りごたえのあるルートだった。ゴール後にまったりしたいところだが、まずは輪行の準備。

餃子の王将で乾杯

自転車のパッキングが完了した後、電車の出発時間まで余裕があったため、駅内の餃子の王将で乾杯！1泊2日で福知山駅を起点に堪能したけんたさんとツッチー。由良川橋梁、日本三景の天橋立、伊根の舟屋群など、海の京都の景色を堪能。東京から東海道新幹線と特急を乗り継いで約5時間と少々時間はかかるが、一泊二日で楽しめる京都北部の「海の京都」は、車も少なく、道路の路面もキレイでおすすめだ。