最終日にふさわしく晴れた朝。計画段階では台風や連日雨の予報などもありだいぶ心配していたが、何とか乗り越えられた感がある。
今日でついに四国一周が終わるのかと思うと何とも感慨深い。

ここには西予市の住民が作った巨大マンモスがあると聞いていた。
正直さほど期待せず行ったのだが、実物は想像よりずっと大きく、藁で作っているはずなのに精工で驚いた。
テンションが上がったけんたさんとマンモスが戦う（？）記念写真。

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休憩で「道の駅八幡浜みなっと」に立ち寄り。
口コミでは大量の地元オレンジジュースが並んでいるとあったが、特選品が並ぶセクションで目を引くオレンジ色のコーナー発見。
日本一の品ぞろえなのだそうで、中には1万円する商品も！
たまたま荷下ろしに訪れていたみかん農家のお兄さんのおすすめを購入して、宅急便で発送。後日家族と「利きジュース」する楽しみができた。

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道の駅に併設された魚市場にも足を延ばして見学。
旅の間に訪れた市場はどこも格安で新鮮な魚介類を売っていたが、割と大きい魚がいろいろ入って10kg優に超えそうな箱が500円で売られている「魚の詰め合わせ」はさすがに初めて。

久しぶりにブルーラインを発見。
愛媛県内の四国一周自転車ルートにはこの青いラインがひかれていて、ライダーの道案内をしてくれた。このラインに乗って、旅の最終目的地、道後温泉駅まで走る。

自転車旅なのでほとんど電車にのることはなかったものの、ぜひとも訪れたかったのがこの下灘駅。
目の前が海のロケーションに設置された小さな無人駅だ。
ひまわりも隣に咲き揃い、タイミングよく電車も来てコンディションが整いまくっていた。
少し曇ってはいたが、旅最後の立ち寄りスポットとしてふさわしく、観光案内で見ていた以上のすばらしさ。

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下灘駅で降ってきた雨から撮影機材を守るため、カメラからマイクを取り外し自転車のポーチに入れよう…とするも、固着してしまって取り外せない。
駅横の駐輪場兼小屋に避難し、約15分ほど悪戦苦闘。ライドも撮影も同時に楽しむけんたさんだが、追加の荷物や重量、背負いながらの走行、機材トラブル、急な天候不良での取り回しなど、撮影しながら走る苦労は意外と尽きない。

スタート地点の松山市内に戻り、いよいよフィナーレ。初日にみたオレンジ色のIYOTETU（伊予鉄道）久しぶりにみて、なにやら懐かしく感じる。

1000kmの旅のゴール「道後温泉駅」に到着。毎日100km走る生活に体が慣れたのか、達成した現実感が薄くて意外だった。
クラシックな駅舎にはスターバックスが入っている。とりあえずご当地「キウイフルーツフラペチーノ」で祝杯！
感慨に浸る暇もなく、今度は動画と配信についてミニ会議。この旅の面白さをどうやって伝えるか、頭の中がいっぱい…。

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道後温泉駅から約500ｍ先のお宿「ドウゴノオヤドいわさき」でチェックイン。
女性が安心して泊まれる様に作られたホテルだが、男性も利用可能。
雰囲気の良いロビーに自転車を保管させてもらえるし、部屋は広めでロフト・ミニキッチン付き。ランドリーもある。サイクリストのオーナーの心づかいが詰まったお宿だった。

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サイクリストだけがもらえるホテルの手ぬぐいをぶら下げ、10分ほど歩いて道後温泉へ。
本館は休館だったが、別館の「飛鳥乃湯泉（あすかのゆ）」に入り汗をながす。

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温泉すぐ横の中華料理屋「門福」へ。
けんたさんの大好きな四川麻婆豆腐を肴にうちぬきの水でつくったアサヒスーパードライで乾杯！
四国一周をしたことを誰かに話したくて、店長さんに報告するとお祝いのおかわりビールをご馳走してくれた。 個人的な目標の達成でも、誰かに祝ってもらえるのはうれしいもの。

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もともと道後温泉の本館が休館中だったことは知っていたものの、本物の道後温泉本館を見るとやはり「入ってみたかったなあ…」と未練が残る。
千鳥足で本館の周りをうろうろと歩く酔っぱらいけんたさんであった…。

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